こんにちは。はるなです。当ブログにお越しいただきありがとうございます。
今回は,退学直前の出来事をまとめたお話です。
2月のある日、息子は担任から退学の方向で変わらないか、という意思確認があった。
息子は、変わらないと答えた。
その後、学校からの配布物の中に、退学に関する書類が入っていた。
「退学願」だった。
書類は、退学理由等を記載するもので、申請者は保護者だった。
子どもが申請者だと思っていたので、そうではないことに少し驚いた。
退学理由について息子は思うことがあるようで、書類の該当箇所では書き切れないということだった。そのため、息子の退学に関する思いを書類と一緒に添付することにした。
その数週間後、息子は退学の理由を書き上げた。
A4版で9枚にもなっていた。
それと併せて、親が退学願に
”別紙記載の通り、息子が熟慮した上で出した結論であり、私どもも同様の考えですので、退学を希望いたします。”
と記載した。
後日、これらを封筒に入れて息子が担任に手渡した。
書類を確認した担任は、少し驚いていたようだった、と息子は言っていた。
高校生活最後の日が数日後となった頃、息子は
”去年、転学していった子は最後の日にみんなにひとこと挨拶していたんだよね。自分もそうなるのかな。”
と話し、その日にどんな風に挨拶するかを考えていた。
そして、高校生活最後の日
その日は修了式だったので、息子はいつものように登校していった。
数時間後、息子が帰ってきた。
”世界史、単位取れてたよ。それと、最後だったけど去年みたいにみんなに挨拶する機会はなかったよ。”
特段、普段と変わらない様子。
”最後に、スマホで記念写真は撮ってきた。”
見せてくれたスマホの写真。
校舎を背景に、自撮りした何枚かの写真。
その後も息子は、いたって変わらず過ごしていた。
この様子を見たとき、急に思いが溢れてきた。
すでに、親子ともども前を向いて進んでいる。
それは、わかっているけれど。
半分の気持ちが、
何事もなかったら、普通に高校生活を送り1年後にみんなと卒業式を迎えられていたはず、だったのに。
”学校はどこも変わらない。時間の無駄”
と、部活や友人たちとの交流等普通の高校生活もいらない、と思わせてしまうような学校の一連の対応。
考えても仕方のないことが、次から次へとよぎる。
学校が画一的な指導で、期待を裏切り続けたこと。
これには、本当に怒りを通り越してあきれてしまっている。
まあ、救いは息子本人が、とにかく後ろは振り向いていないこと。
親としての思いはあるが、もう前を向いて行こう。
最後までお読みくださりありがとうございました。
次回からはいよいよ『早稲田法学部への道』として浪人0年生生活の始まりです。