高卒認定利用&中国語での大学受験

高校中退から現役合格した息子の受験体験記

【最新版】中国語で受けられる大学まとめ

こんにちは。はるなです。当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

そもそも英語の代わりに中国語での大学受験ってできるの?

 

どのくらいのレベルが必要なの?

 

中国語を入試で使える大学はあるの?

 

中国語で大学受験しようと思っても、情報が少なくてよくわからないですよね。

今回は、中国語を利用した大学受験の基礎知識と受験できる大学をまとめました。

 

具体的には

  • 共通テストの中国語について
  • 中国語が使える大学について

を解説します。

 

本記事は

  • 英語の代わりに中国語で大学受験したいと考えている
  • 第二外国語で中国語を勉強していて、それを生かした受験がしたい

という方におすすめです。

 

これを読めば、中国語での大学受験の基本が押さえられます。

 

【目次】

Ⅰ 大学共通テストの中国語について

 () 大学共通テストにおける中国語の試験時間と配点

 () 中国語の受験者数と平均点

 () 中国語受験に必要なレベル

Ⅱ 中国語で受験できる大学について

 () 中国語で受験できる国立大学

 () 共通テスト利用入試で中国語による受験できる私立大学

 () 一般入試で中国語による受験ができる私立大学

Ⅲ まとめ

 

Ⅰ 大学共通テストの中国語について

大学受験で外せない大学共通テストにおける中国語について解説します。

 

リスニングがない

下記は、共通テスト中国語の試験時間と配点です。

中国語はリスニングがないので、試験時間が80となります。一方英語は、リーディングとリスニング併せて140分です。

 

中国語 試験時間は80分 配点は200(リスニングなし)

英語  リーディング 80分 配点100点 

            リスニング    60分 配点100

 

平均点が高い

下の表は、過去2年間の中国語と英語の受験者数と平均点をまとめたものです。

(大学入試センターの公表している受験者数と平均点より作成)

英語の受験者数に比べると、中国語の受験者数は700人程度とかなり少ないです。

また平均点については、英語はリーディングとリスニングの合計すると、200点中110点代となっています。

それに比べて中国語は200点中160点~170点代とかなり高いことがわかります。

レベルは中国語検定2級と3級の間

中国語受験に必要なレベルについてです。

一般的には、中国語検定2級と3級の間くらいと言われています。

中国語検定とは、日本の学習者を対象とした中国語の検定試験です。

(イメージは、英検のような感じ)

日本中国語検定協会

https://www.chuken.gr.jp/tcp/grade.html が定めている認定基準では、

3級が基本的な文章を読み、書くことができること。簡単な日常会話ができる。

(一般大学の第二外国語において、2年以上の学習程度。)

2級が構文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級程度の文章を書くことができる。日常的な話題での会話が行える。

となっています。

また合格率は、3級が50%くらい、2級が30%くらいです。

 

Ⅱ 中国語で受験できる大学について

次に中国語で受験できる大学についてです。

英語以外の言語が採用される学部は、比較的人文学部系が多いですが、それ以外の学部ではどんなものがあるのでしょう。

今回は、法・政治学部と経済・経営・商学部で絞って調べてみました。

 

2次試験まで使える国立大学は4

まずは、国立大学をみてみましょう。

国立大学は、各大学の2025年度募集要項に基づき受験科目を調べました。

中国語が2次試験まで使える大学は、東京大学京都大学北海道大学広島大学4校のみでした。

共通テストは中国語が使えるが、2次試験は使えない大学が神戸大学東北大学筑波大学となっています。

 

続いて共通テスト利用入試で中国語による受験ができる私立大学です。

 

法学部が比較的多い

共通テスト利用入試は、利用している大学が多いため、学部以外に条件を絞って調べました。

検索方法は、

河合塾Kei-Net大学検索システム

河合塾の大学入試情報サイト Kei-Net を使い、以下の条件で検索しました。

・所在地 東京

・入試難易度(ボーダーライン) 70%以上

・受験科目 中国語・国語・数学・理科・地歴公民 

※中国語は必須、他の科目は選択(大学による)

 

結果は、学部の中では法学部で中国語を利用できる大学が比較的多いことがわかります。

また、大学で見てみると、早慶GMARCHでは早稲田大学明治大学中央大学、法政大学が中国語で受けることができます。

 

最後に一般入試で中国語による受験ができる私立大学です。

 

早稲田大学のみ

一般入試で中国語が利用できるのは、早稲田大学の法学部と商学部のみです。

なお、早稲田大学では中国語を選択した場合、個別試験は課されず共通テストの中国語の得点を早稲田大学の配点に換算して使います。

つまり、共通テストを失敗した場合は、苦戦が予想されます。

 

Ⅲ まとめ

 

  • 共通テストの中国語はリスニングなしで試験時間は80分。
  • 中国語の受験者は少なく、平均点は高い。
  • レベルは中国語検定2級と3級の間。
  • 中国語で受験できる国立大学は、4校のみ。
  • 私立大学の共通テスト利用入試において、中国語を比較的採用している学部は、法学部。
  • 私立大学の一般入試で中国語を選択できるのは、早稲田大学の法学部と商学部のみ。

 

以上となります。

 

今回は、大学受験における中国語の基礎知識と受けられる大学について学部を絞って解説しました。

 

受験において戦略を練ることはとても大切です。中国語を自分の強みとして大学受験をしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

今後、中国語を利用して大学に現役合格した息子の1年間を掲載していきます。